経理・財務畑で育ち出馬も経験した私がミークに感じた魅力
2023年5月に入社した岸です。
投資銀行や証券会社、あるいは選挙出馬経験などもした私がなぜミークに入社したかをお話ししたいと思います。
~ミーク入社、一風変わった私のキャリア
経理・財務畑のはじまり
まずこれまでのキャリアについてお話しすると、大学を卒業して私は最初に米国系の投資銀行に入社しました。
当時はリーマンショック前夜で国内外での企業買収や日本でもアクティビストと呼ばれる方々が活躍し始め、投資銀行業界が極めて華々しかった時代でした。
そんな華々しい業務にあこがれて入社を決めたものの、入社当日に親会社への出向の辞令を受けて、持株会社の経理部へ。
これが現在までいたる「経理・財務畑」のきっかけでした。
そして入社・配属されて数か月後にリーマンショックが発生します。
この影響で勤務先のほとんどの業務が日本撤退となりメガバンクに売却され、私も一緒に銀行系証券に行くこととなりました。
ただ、ちょうどその頃にMBAを取得した事もあり良いタイミングでもあったので、リーマンショックのダメージが少なかった英国系の商業銀行の日本支店に転職して数年勤務します。
人生初の選挙出馬!?結果は?
この頃、関西地方である政党が生まれます。
当時のトップのカリスマ性と話題性、そしてその考え方に日本中が熱狂する中で、その政党が国政政党を目指すとして政治塾を開講することとなり、私も参加し毎月東京から大阪へ通い、私自身も銀行を退職し地元から県議会へ挑戦しました。
ただ結果は惜敗。
その後は参議院議員の秘書等の政治・行政の分野をしばらく経験しました。
そして2020年に前職の光ファイバー網を保有する有線通信の会社に転職します。
有線通信の会社へ転職、デットIRを経験
ここでの仕事は財務部として日々の資金繰りや資金決済、また金融機関や格付会社との交渉等のデットIRと呼ばれる業務を担当していました。
通常、会社の営業の方たちはその会社のサービスや商品を説明・提案しにいきます。
ただデットIRにおいてはその会社自体を金融機関や格付会社に売り込み、良い借入の条件を引き出したり、高い格付を付与してもらうことを目的とします。
当然会社を売り込むためには商品やサービスだけでなく会社の方向性や売上等の数字、今後の戦略等も踏まえて説明をしなければいけません。そしてその結果によっては最悪の場合は借入が出来なかったり、高いレートで借りないといけない可能性があり、プレッシャーもありつつ大変面白い業務を経験できました。
また、業務以外でも、当時はコロナ禍でしたが「釣り竿を持つから半径1m以内に人はいないし、屋外だし、みんな外側向いてるから大丈夫」理論(ちなみにゴルフでも適用可能です)として、周りの人を釣りに誘いまくり、気づけば釣り部部長になり、会社の釣り部の部員数が40人程度で最大、また活動頻度も断トツの部になったりと、コロナ禍の中でも社内の方々と交流しながら公私ともに楽しく過ごしていました。
そして2023年の年初に、呼ばれた理由である大型の資金調達をメガバンクや地銀なども巻き込んで無事、想定以上の好条件で案件をまとめることができ、数年越しの大ミッションを完了させました。
そして2023年5月よりミークに入社します。
ミークを選んだ3つの理由
私が、ミークに入社した理由は大きく3つあります。
1.引き続き通信業界にかかわりたい
まず1つ目は「通信業界に引き続きかかわりたい」という点です。
現代において通信は確たるライフラインの一つです。
特にコロナ禍を経て自宅勤務・テレワークが一般化し、テレビや携帯で動画を見ることも日常化し、ここ数年で飛躍的に通信の重要性が更に高まっています。
また、私たちの身近にある様々な物がインターネットにつながってきています。
例えば、私は自宅で犬と猫を飼っていますが、彼らの様子を外出時にも見えるようにカメラを自宅に設置しています。これは当然インターネットにつながっています。
他にも、猫用のトイレもインターネットにつながって携帯アプリでいつ猫が来たか確認できて自動や遠隔での掃除も実行できます。洗面所にある体重計もインターネットにつながってアプリで体重推移も確認できます。
車に乗るときはBluetoothを利用しながら携帯経由でインターネット音楽を流していますし、腕時計も同じように携帯経由で間接的にインターネットにつながっています。
最近では、「IoT家電」と呼ばれるように、冷蔵庫やエアコン等もインターネットにつながっている商品がたくさん出てきています。
また、最近は宇宙を経由しての通信回線が一般家庭でも数万円で導入できたりと、大きな変革が起きています。
この通信業界は、回線をどの様に提供するか、またその回線の上に何を載せるかによって様々なビジネスを行うことができる業界です。
その公共性から原価部分は総務省により公平に算出・設定される仕組みになっており、いかに知恵や技術力があるかの勝負になります。
この業界特有の仕組みはすごく面白いと感じており、引き続き通信業界に関わりたいと思っていました。
2.自分の今後のキャリアにプラスになると思えた
そして2点目は「自分の今後のキャリア」を考えました。
前職在籍中の2022年の後半、私は約半年間、早稲田大学会計大学院の「財務経営陣のための会計・ESG講座」に参加しました。
以前よりデットIR業務を行う中で、ESGと呼ばれる非財務情報の重要性を強く感じており、この分野の知識を深め活用したいと考えた次第で、この講座では大企業のCFOや機関投資家、また著名個人投資家等の様々な立場の講師や同期の受講生から投資家とのコミュニケーションや時価総額・株価の構築等を学んでいました。
そしてここでのカリキュラムの中で、当時ソニーグループの副社長兼CFOだった十時さんのお話を聞く機会があり、ソニーグループのESG・非財務情報に関する考え方を聞き衝撃と強いワクワク感を感じます。
他社においてはやや綺麗ごとや「やらなくてはいけないからやっている」様に見えるESGやサステナビリティに関して、しっかりと腑に落ちる理由で実行されていることに、感銘をうけました。
また他の日本を代表する企業のCFOの方々の話を聞いたり、会話をする中で、「デットIRだけでなく、エクイティIRを行っていきたい」また「非財務を活用しながら企業価値を積み上げてみたい」と考えるようになっていました。
ちょうど当時は仕事としては大きなミッションが完了して達成感がある一方で、次の目標が見えない状況。
私は次のキャリアを考えるようになっていました。
ただ、先ほども述べたように「通信」の業界に大きな可能性と面白さを感じていたため、他業種への転職は視野に入れておらず、なかなか答えが見つかりません。
悩んでいた中で、10年近く仕事外で交流があったミークCTOの小早川さんが、最近感銘を受けたソニーグループの通信分野で働いているということを思い出し、今後のキャリア全般の相談とミークの話を聞きたいと連絡をしました。
そして時間を頂き、考えている事などの話をする中で、私が考えていた「今までデットIRをしてきてそれなりに自信・結果を出してきたこと」や「今後エクイティIRをやっていきたいこと」、「通信業界が面白いので他業種は考えてないこと」などが、現在のミークで求めている人材に一致していること。また、今後様々なミッションが発生していくので面白さが絶えずあることなどを聞き、ミークのビジネスモデルやミークでの業務内容に強い魅力を感じました。
ミークでの今後の経験は自分のキャリアにとって必ずプラスになると確信したのです。
3.この人たちと働きたいと思えた。
そして最後の3点目は「一緒に働く人たち」についてです。
ミークに魅力を感じ入社したいと考えだした時、実際の面接等に入る前に代表の峯村さんや現在の上司であるCFOの安井さんと一席設けて頂きました。
その場では今感じていることや今後何をしていきたいか、なぜ通信なのか等をざっくばらんにお話しすることができました。
終始笑いながら、真面目な話も面白い話もし、この方々と一緒に働くと面白いだろうなと強く感じたことを今でも覚えています。
現在はテレワーク等で、自宅で仕事をする事が多いとはいえ、やはり家族の次に日々関わるのは会社の人たちです。
リアルで机を並べているにしろ、テレワークにしろ、家族の次に多くのコミュニケーションをとることになる上司や同僚、時には部下も含めた人たちと良い関係を築けるか、また築くことができそうかは仕事の品質にも大きく影響してきます。
ミークの人たちの雰囲気について、選考・入社前に安心感を持てたことは志望度を高めることになりましたし、実際に入社した今振り返っても当時感じた安心感は間違っておらず、極めて働きやすい環境で仕事ができていると思っています。
ミークの魅力、そしてこれから
まだ入社して半月程度ですが、ミークはソニーグループの一員としての大企業としての安定感とスタートアップのスピード感を上手に両立させているように感じています。
またしっかりと押さえが効きつつも若手にチャレンジをさせる風土も大変好ましく思っています。
これはミークの大きな魅力です。
またビジネスにおいても、すでに時計や電球、コンセント、ドアのカギなどがインターネットにつながりだしている様に、今後より様々な物がインターネットにつながっていく流れは止めようがありません。
今後データ通信のトラヒック(トラフィック)量が増加していく中で、データの流れをいかに制御していくかは大変重要になってきます。
これらのデータの流れをしっかりとした技術力で制御・支えることで、他社に比べて高品質高価格な強い優位性を持っている事はミークの大きな強みです。
また、トリプルキャリアという立ち位置は、顧客側から見るといずれも利用できる第4極の立ち位置にいるともいうことができます。
「どこのキャリアにも属さず、しかしどのキャリアも使える」という立ち位置は、ビジネス上様々な会社と関係性を持っている顧客としても使い勝手が良いユニークなポジションです。
またそのビジネスモデル上、契約が積みあがって毎月売上が増加して発生していくリカーリングビジネスであり、安定的に高収益を上げることが出来る点は安心感があります。
実際に入社してこれらの強みからミークへ強い期待と将来性を感じています。
そして私のメインの業務はこのミークの強みを投資家や金融機関に知ってもらうことになります。
ミークをより成長させていくこと、そして社外の皆さんに知って頂くことができるように全力を尽くしていきます。
ミークはまだまだ多くの仲間を募集しています。
ぜひ一緒にミークを盛り上げていきましょう!