ミークのデザイナーが語る、BtoBデザインの面白さとは?【社員インタビュー】
こんにちは!ミーク広報です。
ミークの各サービスのブランディングで、重要な役割の1つとなるのが「デザイン」です。
ミークでは2023年4月から社内のデザイナー(インハウスデザイナー)が1名仲間に加わっています。今回は一人デザイナーとしてミークを支える川尻さんにインタビューをしました。
──川尻さんの現在の業務内容について伺ってもいいですか?
マーケティング課に所属しているので、広告用のバナーやLP(ランディングページ)の制作、WEBサイトの更新・改修、展示会のブースデザインや販促物の制作など、マーケティング関連全般のデザイン制作が主な仕事です。1年前からはミークのブランディング関連にも携わっていて、ブランドガイドラインのドキュメント化・運用やノベルティ制作などもしています。今年の4月から新しくなったミークの社員証のデザインもしました。
──デザイナーとしてミークのブランドを支えているんですね。これまでのご経歴について簡単にうかがってもいいですか?
大学時代は美大で油画(油絵)を専攻していて、若者文化をモチーフに絵を描いていました。それ以外では写真のゼミの授業をとったり、音楽や映画の授業も履修したりといわゆる芸術のようなものは、幅広く興味を持っていましたね。
──インハウスデザイナーで働こうと思ったきっかけはありますでしょうか。
在学中に、障害者支援事業をメインで行う企業でアルバイトをしていて、障害を持つ子供向けの教材を作る部署で働いていました。最初は事務の手伝いとか軽作業とかをしていましたが、当時の上司から「美大生なんだからデザインやりたいでしょ」と無茶ぶりに近いチャレンジの機会をいただいて、それがデザイナーキャリアのスタートになります。
IllustratorやInDesignなどAdobeのデザインソフトをまともに触ったことがなく、当時はめちゃくちゃなデータを作って迷惑をかけていましたので、根気強く教えてくれた当時の上司には頭が上がりません…。
デザインの仕事では使われる場面や使う人、グラフィックのモチーフのことなど、いろいろなことを調べて形にしていきますが、大学での制作活動でもモチーフのリサーチに重きを置くスタイルだったので、割とすんなり仕事に入れた気がします。
その時の仕事が好きで、大学卒業後も3年間その会社でデザイナーとして働いていました。
──その後のキャリアでもデザイナーとして働いていますがそこら辺のお話も伺ってもよろしいでしょうか。
卒業後に働いていた会社では主にグラフィックデザインをしていました。それはそれでとても楽しかったのですが、個人的にはWebデザインにも興味があったのでWebデザインのスキルを付けて、前職の会社に転職しました。
いわゆる“一人デザイナー”だったので、WEBサイト用のサムネイルやLPも作るし、学会誌に出す紙面広告、展示会用のポスターや配布物も作るし、顧客向けイベントの会場内掲示物も作るし…と、一人で本当にいろいろなものを作りました。ポスター用の絵を作るために、商材のソフトも勉強しました。
本格的にBtoBで仕事をするのは初めてでしたが、伝えるべきことをキッチリ正確に伝えるためのデザインってパズルみたいで好きだなと思いながら仕事をしていましたね。すごく楽しかったですし、デザイナーとしての経験もかなり積めたと思います。
──その後ミークに転職することとなりますがミークに入社したきっかけなどはありますでしょうか。
アルバイトで働いていた会社がベンチャー企業で、個人的に非常に居心地が良かったのでまたベンチャー企業で働けたらな。と思ったことが転職活動のきっかけです。ただ、非常にわがままなんですが、ベンチャーでありながらもしっかりとした事業基盤がある企業で落ち着いて働きたいなと思っていたので、それが叶う会社があればなと…。あとは今と同じようにデザインの仕事ができて、できればBtoBがいいなみたいな…笑
そんなことを思っているときに、当時利用していた転職サービスでミークからスカウトをもらいました。わがままな自分の要望を全部クリアしていたので断る理由が無かったですね。うまい話すぎて何か裏があるのではと思ったくらいです笑
──実際に入社してみて、イメージにギャップなどはありましたか?
ギャップはなかったですね。ギャップがないのは当たり前なようで意外と珍しいと思っていて。本当に自分にとってはおいしすぎる話だったので、入ったら全然違うとかもありえるかな?とちょっと怖かったのですがほんとにギャップはありませんでした。しいて言うなら…思っていたより真面目でした(笑)
──ミークに入社してよかったと思うことはありますか。
挑戦させてくれる文化が定着しているところです。挑戦させてくれる会社はたくさんあると思いますが、ミークではそれが文化として根付いていると思います。
展示会のブースデザインや社員証のリデザインなど大きいプロジェクトをどんどん任せてくれるのでやりがいをもって仕事できますし、それだけでなくNotionやG Suite、Figma(デザインツール)などでちょっと業務効率化ツールを作りたいとか、WEBサイトの表示改善をしたいとか、そういう日々の思い付きみたいなこともどんどんやらせてもらえます。
あとは、デザイナーとして尊重してくれるところがすごくいいなと思っています。前職では、ビジネスサイドの意見が強かったのですが、ミークではデザイナーとしての知見を大切にしてくれるので、デザイナーとして「こうした方がいい」という意見を言えばしっかりと聞いてくれるので非常にやりがいがあります。
──ミークで働く人の印象についてもうかがっていいですか?
仕事も私生活も両方頑張る人が多い印象です。仕事人間って感じの人も、生活のために仕方なく嫌々仕事をしている様子の人もあまり見ない気がしています。
あと、モチベーションが高い人が多いと思います。なので自らの意見をどんどん言ってくれるし、言わせてくれる環境になっていると思います。それ以外ですと、仕事のレスポンスが早い人も多いですね!
──インハウスデザイナーとして働くために大事なことはありますか?
インハウスデザイナーがいる最大のメリットは、当たり前ですがデザインを内製できることです。自社事業のサービス内容やブランド表現を理解したデザイナーが社内にいることで、デザイン外注で起こりがちな認識齟齬やコミュニケーション遅滞といったトラブルのリスクがかなり下がります。
また、スピードアップもデザイン内製化の大きなメリットで、「チラシを1枚作りたい」「バナーを増やしたい」みたいなときにも、内製だと即日~1週間くらいのスピード感で作れるので、PDCAを回しやすくなります。
そのため、インハウスデザイナーとして一番大事なことは、自社のサービス内容やブランド表現を深く理解することと、それを妥協せず制作物へ反映することだと思います。特にBtoBの場合、イケてるデザインを作れるに越したことはありませんが、それよりも「伝えるべきことを正確に漏れなくわかりやすく相手に伝える」ことが重視されていると思います。
あと、ミークのように規模の大きくない企業で働く場合は、自分の専門分野をWEBだけとかグラフィックだけとかに絞らずなんでもやってみることが大事だと思います。そのほうが任せてもらえる仕事が多いですし、イベントなどで制作物が多岐にわたるときも全体を見て作りやすいです。
──川尻さんの今後の目標をうかがってもいいですか?
制作業務はもちろんこれからも頑張っていきたいですが、それに加えて「専門家として意見を出す、知見を共有する」ことに力を入れていきたいです。ふんわりしていますが…。具体的には、社内で非デザイナー向けデザイン勉強会とかやってみたいです。そのためにはもっとデザインの知識をつけないといけないので、勉強も頑張ります。
あとは、ノベルティとかのブランディング施策にももっと注力して、「ミークってデザインにも力を入れているんだな」と思ってもらえる会社にできたらいいなと思っています。
──最後にこのnoteを読んでくれている方へメッセージをお願いします!
ミークは、チャレンジ精神やDIY精神が旺盛な方には楽しい環境だと思います。
特にデザイナー視点ですと、これからミークがどんどん成長していく中でブランディングもマーケティングもやるべきことがたくさんありますし、やりたいけどまだできていないこともたくさんあります。そういうフェーズをワクワク楽しめる方、ぜひ一緒に働きましょう!