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タクシーやバスの進化を、小さなSIMが支えている?【身近なIoT】

こんにちは!ミーク広報です。
私たちミークが提供するIoTプラットフォーム「MEEQ」は、DXやIoT化を通信の部分から支えるサービスです。
「IoT」とは、「Internet of Things」の略称で、さまざまな“モノ”がインターネットに接続されることを意味します。
近年のIoTの進化は目覚ましく、何気なく使っている私たちの身の回りにある“モノ”にもIoTが使われてきています。

では、身の回りにある“モノ”って、例えば…?
今回は、タクシーやバスといった「交通機関」について紹介します。


タクシーやバスがIoT?

「タクシーがインターネットに接続されている」と聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかとは思いますが、例えばタクシーでの動画広告や乗車賃のキャッシュレス決済。近年増えてきているどちらのサービスも「インターネットに繋がっている」から可能となっています。タクシーだけでなく、バスや電車などでもそういったサービスは拡大を続けています。

車両内の動画広告

普段気にしている方は多くないかもしれませんが、交通機関のいたるところに広告は掲示されています。電車やバスの壁や吊り広告、タクシーの窓のステッカ―や車体のラッピング広告など様々です。では、インターネットに繋がることで何ができるようになったのか。例えば動画広告です。タブレットやデジタルサイネージといった端末で動画広告を配信し、リアルタイムで配信内容を変更することができます。また、顔識別を搭載することで乗客に最適な広告に切り替えることも可能になってきています。タクシーのような個室空間では乗客の視線を阻害するものが少ないこともあり、目に留まりやすいため、インターネットに繋がったことで交通機関の広告の効果は非常に高まってきています。
 

交通機関のキャッシュレス決済

キャッシュレス決済も、インターネットに繋がることで可能となったもののひとつです。タクシーの乗車料金の支払いは、クレジットカードに加え、最近では電子マネーなども利用できるようになってきています。お釣りの計算などもなくなるためスムーズな決済が可能となるほか、乗務員と乗客が直接やり取りをせずに後部座席のタブレットで会計が完結するなど安全性への評価もあります。また、タクシーに限らずバスでもキャッシュレス対応は普及してきています。バスではお釣りが出ないため、両替機を使う必要があるほか、乗降車時には支払いの列ができてダイヤが乱れるなどもありましたが、ここでもキャッシュレス化は役立っています。

モビリティ領域で活躍するモバイル通信

クレジットカードの決済は、お店での買い物や食事では数十年前からすでに普及していました。お店は交通機関とは違って移動しないため有線やWi-Fiでネット環境を整えやすかったことが考えられます。
では、交通機関はどのようにインターネットに接続するのか。そこで活躍するのがモバイル通信です。皆さんが持っているスマートフォンにはSIMが入っていて、どこに行ってもネットに繋がっていると思います。交通機関でもスマートフォンと同様にSIMを使ってどこでもネットに繋がるようにしているのです。

“どこでも繋がる”が最大の障壁?

SIMが入れば何でもいいのか?というと、サービスとしてはそれだけでは不十分です。
例えば、山にキャンプに行った時、通信キャリアA社の電波はつながるがB社はつながらないという経験をした方も多いのではないでしょうか。実際に、これだけ通信が発達した現在でも、電波の強弱はエリアによってさまざまで、キャリアによっても異なります。もし、タクシーを降りた場所がたまたま電波の届かない場所だとしたら、キャッシュレス決済はできるのでしょうか。「降車時に必ずインターネットに繋がっていること」が必須になってきます。

繋がるだけでは決済情報は扱えない

問題は他にもあります。決済サービスには当然ながらセキュアな回線が必要となります。少し難しい言葉になりましたが、セキュア(secure)はセキュリティ(security)の名詞のため、「安全」「安心」を指します。決済情報は非常に重要な情報ですので、公衆のインターネットからは分離されて構築された「閉域網」を利用することも必要不可欠なのです。

「常にインターネットに繋がっていること」と「安心安全の閉域網」の2つを満たして、初めて交通機関でのキャッシュレス決済が可能となります。
私たちが便利で安心なサービスを使える裏側では、こういった仕組みや技術が活かされているのです。

MEEQの強みが活きる”モビリティ”領域

今回は身近な交通機関として、タクシーとバスのIoT化についてご紹介しました。もちろんこれはほんの一例ですし、今後は自動運転などモビリティの分野はさらに拡大していくことが見込まれています。
MEEQはNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアの通信に対応し、それぞれを混在させた閉域網を構築できるため、モビリティの領域での導入実績もあります。

もしよかったら、今後タクシーやバスなどで動画広告を見かけたり、キャッシュレス決済を利用したりした時は、「こんなところにもSIMが使われているんだな」と気にかけてみてください。もしかしたらそこでもMEEQが活躍しているかもしれません。

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